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  • 2017.03.25 Saturday
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ガロア教徒の聖地巡礼

こんにちは、610です。
3月10日から14日にかけて、鉄道趣味も合わせて長崎方面まで旅行に行ってきました。ここはやどけんのブログなので移動に関する内容は省略し、主に昆虫採集について報告しようと思います。
タイトル名と旅行先から今回の採集目標を関連付けられる方はは多くない思いますが、日本には現在6種のガロアムシが和名をもっております。
ガロアムシ Galloisiana nipponensis
ヒメガロアムシ G. yuasai
オオガロアムシ G. kiyosawai
エゾガロアムシ G. yezoensis
チュウジョウムシ G.chujoi
イシイムシ G.notabilis

このうちチュウジョウムシとイシイムシに関しては、記載以来まったく見つかっていない状況です。 ガロアムシに興味を抱いている610は、無謀にもこれら2種類のガロアムシのタイプロカリティを訪れ、見つけ出してやろうという意気込みをもって今回の旅行を計画したのでした。
〜・〜・〜
旅行前にいろいろと調べた結果、チュウジョウムシは近頃再発見されたようで、その場所へ向かうには許可をもらう必要があるということが分かりました。やどけんとして行く分には問題ないのですが、今回はあくまで個人旅行を兼ねているので、タイプロカリティの場所からはわずかに離れたある島に上陸を果たしました。

眺めの良い鄙びた場所ですが、ここには洞窟があります。

チュウジョウムシは洞窟性のガロアムシなので、ここにもひょっとしたらいるのではないかという予測をもとに旅行計画を立てました。中に入って、ガロアムシを探してみます。


コウモリには疎いのですが、これはキクガシラコウモリでしょうか。コウモリを間近に見るのも手に取るのも初めてなのでドキドキしましたが、天井で冬眠していた個体をもとの位置に戻すことができませんでした。仕方なしに足元の石の縁にぶら下げておきましたが、大丈夫かなあ…


石の下にはヤスデが、天井にはコウモリだけでなくオオゲジが冬眠していました。光を当てるとゆっくり動きだしましたが、もしこれが頭の上に落ちてきたらと思うと怖くて仕方がなく、オオゲジの下には行けませんでした。

壁面には小さなカマドウマがたくさん引っ付いており、これは越冬態の幼虫なのかなあと思っていましたが、これはこれで立派な成虫なようで、ヒメキマダラウマNeotachycines furukawaiのようです。
ご覧の様に、いかにも洞窟にいそうな生き物が観察できはしたのですが、肝心のチュウジョウムシに関しては見つけられませんでした。もっと時間をかけて探索していたら見つかっていたかもしれない…という希望を残し、九州へ向けて移動します。
〜・〜・〜
イシイムシは長崎県でわずか1匹の幼虫が採集されたのみとされています。タイプロカリティ(模式産地)は市街地と化しているようですが、ガロア教徒としては是非とも訪問せねばなりません。 しかしながら長崎はつくばから非常に遠いので、中間地点でオサ掘りをして気を紛らすことにしました。

掘り始めるとご覧の様にカラフルで、しかも比較的大きなヤスデがゴロゴロと出てきます。調べてみるに、アマビコヤスデの仲間Riukiaria spのようです。オサムシが出てくる気配がしなかったので、このヤスデをキープしていたのですが、場所を移動してほどなくオサムシが出土されました。

ここではヒメオサムシCarabus japonicusとオオオサムシC. dehaaniiを採集。沢山キープしていたヤスデは1匹を残して埋め戻しました。

1泊後、ようやくイシイムシのタイプロカリティに到着。確かにここに来るまではかなり宅地化が進んでいましたが、山の中へ入ってみると石がゴロゴロとしており、いても悪くはないように思えます。そこでさっそく石をひっくり返し始めますが、一向に見つかる気配はありません。610以外にもイシイムシを探している人がやってくるらしく、「これは」と思い手をかけた石がすでにひっくり返された後だった、ということが何度もありました。
ここで長時間粘ってもいいのですが、もう少し自然環境が残されているところに行けば(イシイムシではないかもしれないが)ガロアムシは見つけられるかもしれない、というふうに考えていたので、郊外へ移動してみました。 しかしながら、思っていたよりイメージとは異なっていたので、ガロアムシ探しはここにて終了することに決めました。残り時間を使ってオサ掘りをしようと思ってはいたものの、つくばではおまずお目にかけないものが出てきたので方針転換。

シーボルトミミズPheretima sieboldi が現れました。崖を掘っていると普通のミミズとは明らかに大きさも色彩も違うものが土の中へ引っ込んでいきましたが、直感的に掘り出してみたくなりました。写真でその大きさが伝わるとは思いませんが、30cm程度はあると思います。 採集容器を調べてみると、このミミズにうってつけな円筒形のタッパーがありました。折角長崎まで来たのだから、このミミズを採集しておこうという謎の意欲に駆られ、土ごと詰めて持ち帰ることにしました。掘っている時に水を噴射してきたことによる底知れぬ恐怖感を味わいつつ、じかにつかめない(610はつかまれると全力で抵抗するイモムシやミミズをつかめません)のでスコップに引っかけてタッパーにしまいこむのですが、これは至難の業だなと感じました。 このミミズはIさんに献上することになりました。
〜・〜・〜
結局ガロアムシに関しては何の成果もありませんでしたが、洞窟探索は初めてのことだったので良い経験になりました。オサムシは経験を積んできたおかげか、ここはいないだろうな、なんとなくいそうだなあという場所が分かるのですが、ガロアムシ探しはまだまだ経験が浅いので、色んな所へ出かけて生息環境をよく判断できるようになりたいものです。


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  • 2017.03.25 Saturday
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