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  • 2017.03.25 Saturday
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はるかなる天上の世界へ 〜冬の実習編〜



雪と氷の懸橋を
わたるは神かカモシカか

Reported by 610
with meny animals, birds and insects
from Sugadaira,Nagano,Japan
on 30.Nov - 2.Dec


つい2か月ほど前にも菅平遊びに行ってきたばかりの610ですが、今回は実習をしにいきました。


【初日】
いつもは現地集合なのですが、今回は特別にバスがチャーターされました。交通費がかからない上に、スキーウェアなどかさばる荷物を気にせず移動できるので大変に助かりました(´Д`)
サービスエリアで休憩をはさみつつ、およそ5時間後に菅平に到着したのですが・・・有ろうことか雨が降っていました。昨年の2月に最低気温-29.2℃を観測した面影(?)はいずこ・・・
初日は施設の利用説明やガイダンスを受けるだけで(夕食の鍋が良かった)、屋外での活動はありませんでした。

【2日目】
「サンピラーが見たい!」「シャボン玉を凍らせたい!」というメンバーの好奇心に触発された610は、彼らと一緒に早起きをして外に繰り出しました。ところが、雲が多い上にあまり寒くない(この日の最低気温は-7.4℃)ため、どちらも達成できませんでした。

さて午前中は樹木園を巡りました。

足跡を探したり、枯れ木を崩してみながら、生き物を探します。そのあと、グループごとに赤外線センサーっカメラを設置しました。夜間に動き回っているであろう動物を撮影できるでしょうか?

良く見えないかもしれませんが、樹皮の下ではイシムカデの仲間とデカトゲトビムシが越冬していました。

雪の上には足跡がたくさん残されています。これはキツネでしょうか。

ふと見上げてみると、まん丸い孔が穿たれているではありませんか。これはキツツキ(アカゲラ?コゲラ?)の仕業でしょう。

午後には沢に向かい、滝を見に行きました。

今回からかんじき(スノーシュー)が導入されたとのことで、これが無かった今までの雪中行軍はとてもしんどかったと聞きました。確かに、雪に埋まることなく、割合スタスタと歩けたものでした。

沢に行くにはカラマツ〜ミズナラ林を横切っていかねばなりません。その林の中で謎の巣穴を発見。これもキツネだったと思います。

急斜面にでました。ここから滝までは狭い道を歩きます。スノーシューを脱いで向かったわけですが、そうしたとたんに雪道の歩きづらさを痛感しました。
※左側の方は滑落されているわけではありません。歩くのではなく、滑ることで斜面を移動なされているので、ご安心ください(´Д`)

いよいよ滝に到着。その名大明神の滝、冬季にはご覧のように全面氷結します。

ちなみに前回行ったときは、周りが少し凍ってはいたものの、水がしっかりと流れていました。雪が降ってしまったのでガロアムシ探しができなかったんだっけ…

TAさんが凍った滝の上を歩いている昆虫を発見! こう見えてもこれはガガンボの仲間で、前翅を退化させたニッポンユキガガンボというものです。彼らは冬に成虫が出現し、活動を行う不思議な生活史を送っています。

今度は氷づけにされたイシノミが見つかりました。彼らは冬ごもりをしているグループではなかったのか…

実験棟に戻る途中、雪の上を動く何かを610は見逃さなかった! 今回の実習でぜひとも見つけたいと思っていた、雪の上を歩くカワゲラ(ミヤモトクロカワゲラ)です。素晴らしい昆虫だ!

後日撮影したものですが、彼らはこんな感じで雪の上を歩き回っていました。

宿泊棟では残り時間を使って、主に採集した節足動物の同定をしていましたが、窓より近い鳥のエサ台を眺めていたりもしました。今宵の夕飯はチャンチャン焼き(´Д`)

【3日目】
今朝も早起きして外に出ました。

ところがあいにくの曇り空。6時現在の気温は-4.5℃。今回も敗退…

朝に少し時間があったので、昨日積み残した同定を進めつつ、鳥見。あまりきれいに写せなかったので見づらいかもしれません…

カケスです。翼のところに水色のアクセントがあり良く目立ち、そこそこ大きいので見ごたえがありますが、彼らがエサ台にやってくると他の鳥たちがみんな逃げてしまいます。

カケスがいなくなると、木の上からシメが降りてきました。シメといえば・・・つくばに帰ってから部室にある図鑑で調べたのですが、「太っている。」の一文で説明が始まっていたので、とても印象づけられてしまいました。

今日は天候が良くなかったので予定が変更され、赤外線カメラを回収した後(グループの人たち以外写っていなかった…)「自由研究」のテーマを考えました。610の所属するグループは―当然の成り行きで―昆虫を扱うことになり、越冬昆虫や活動昆虫の温度耐性を調べることになりました。早速、材料集めを始めたのですが・・・


今回の自由研究にはちょっと使えないだろうなあ…という虫が集まってしまいました。上のテントウムシは、採集当初ヒメカメノコテントウだと思っていたのですが、良く調べてみるとルイステントウというものらしいことが判明。
もう一方のガは見当が付かなかったのですが、TAさんのご尽力によりデコボコマルハキバガだろうという所に落ち着きました。どこがどうデコボコしているのだろう…

さて午後は沢にいる水生昆虫を捕まえるべく、再び滝の方へ向かいました。610はカメラを忘れてしまったのでこの場面の写真はありませんが、沢に積もった落葉をかき分けたり、石をひっくり返したりしてカゲロウ・カワゲラ・双翅目の幼虫、沢沿いにいたトビムシ、よく分からない環形動物などなどを採集。
そのついでにセンサーカメラも設置。足跡がそこそこ確認できただけに、生き物が写っていることが期待できます。

採集を終えて研究等に戻ってからは、時間の許す限り同定をしながら実験をしました。

何なんですかね、これ。610は採集当初、これが昆虫に思えなかったのですが、これはオナシカワゲラという仲間だそう。たしかに尾が切れているなあと納得しかけたのですが、この個体はどうやら尾が切れてしまっているだけのようです。ではどうしてオナシなんだろう…

【4日目】
まともな行動ができるのは今日が最後。


雲の無い清々しい朝でしたが、明け方に南風が吹いた影響で-3.5℃程度しかなく、やたらと暖かでした。これではサンピラーも拝めません。


そして今日も鳥見。上がカワラヒワ、下はシジュウカラ。実習前から一目見たいと思っていたゴジュウカラもこのエサ台にやってきました(生憎写真はありませんが…)。

午前中にセンサーカメラの回収に行きました。今回も失敗に終わってしまったのは残念ですが、ミヤモトクロカワゲラを始め多くの昆虫に出会えたので個人的には満足でした。

これはウサギの足跡です。

これもウサギの足跡です。さて、このウサギは写真奥の方向から手前に進んで行ったようです。彼らの足跡は「後ろ足が前」に残ります。

これはおそらくリスの足跡。沢山ある足跡は同一個体のものなのか、はたまた多数の個体が入り乱れたものなのかは定かではありませんが、リスの足跡は基本的に「木の根元から始まり木の根もとで終わる」のが特徴です。

イマニシガガンボダマシ。ニッポンユキガガンボと違って翅があります。

この後は発表に向けて、同定を進めたり、実験をしたり、プレゼンを作ったりと忙しくなりました。こっそり抜け出して外を散策したいimpulseに駆られたものでしたが、グッと我慢。

夕食(なんとケーキが出た!)後に自由研究の発表がありました。「飛行機から41回飛び降りればキツネとエンカウントできる」ということと「食堂のお茶よりも濃いウサギの○○茶」がやけに印象的でしたね(´Д`) 我々の発表では、TAさんに指摘されてやっていたことが温度耐性ではなく「乾燥耐性」だったことに気が付きました。そういわれると、トビムシが突然死したり、冷凍庫に入れたカワゲラが蘇らなかったのは乾燥が原因なのかもしれないなあ…
※そういえば実験中、ミヤモトクロカワゲラがシャーレから脱走してインキュベーターのどこかへ旅立って行ったのですが、元気にしているかなあ・・・

発表会の後に行われた反省会では馬の肉が振る舞われました!

それから、サンピラーではありませんが、謎の明かりが闇の中に屹立していました。


【最終日】
夜更かしをした直後ではありましたが、何とか起きられました。キツネに魅せられた某グループがセンサーカメラを回収しに行ったので、彼らの後をついていくことに。


この日は実習期間中一番寒い朝(-10℃越え)でしたが、シャボン玉担当者が起床に失敗したので凍ったシャボン玉を見る機会は無かったのでした。サンピラーもしかり。ですが、毎日早起きして散歩するのは実に気持ちの良いものでした。

あとは片づけをして帰るだけ。5日間は本当にあっという間でしたが、よく考えると活動できたのは実質3日だけなんですよね。だから余計に短く感じたのでしょう。

採集品はお持ち帰り。必要がないグループの分や、お土産屋さんで買ったものを含めるとご覧のありさまです。写真を撮ってからある程度整理したのですが、沢山採った後はいつも決まって処理が後回しになってしまいます。早めに片さないと忘れてしまう…


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  • 2017.03.25 Saturday
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  • 06:10
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コメント
ハイテンションが伝わってくるようだ…それで髪が吹っ飛んだのか…
望遠写真、すごいね!
サンピラーって初めて聞いたよ。太陽柱?
  • やまうち
  • 2013/02/18 9:02 PM
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