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  • 2017.03.25 Saturday
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夏合宿 in 沖縄本島 〜お久しぶり、ゲンゴラーです〜

お久しぶりです。

筑波大学野生動物研究会、略して「やどけん」、副会長3年のreiyaです。

やどけんはチョウ屋、クモ屋、ゴキブリ屋、クワガタ屋、変形菌屋、マイマイ屋、ヘビ屋などなど、

数え切れないほどに様々な生き物屋がひしめく集団です(笑)。

毎年恒例の夏合宿で、今回は沖縄本島に向かうことになりました。

 

以前にブログを担当したのが、2年前の五島列島合宿の時でしたので、今一度自己紹介しておきたいと思います。

僕は自他ともに認めるゲンゴロウ好き、通称‟ゲンゴラー”のゲンゴロウおじさんです。←ココ重要!

小6の頃からゲンゴロウ沼にはまっていき、最近はゲンゴロウのことしか頭にありません!!

つくば市近辺でタモ網とウェダーを片手に走り回っている人がいたら、多分僕です(笑)

 

さて、そんな僕が今回沖縄本島に行く目的は大きく2つあります。

一つは、一年前のROSGリベンジを果たすこと

もう一つは、💛💛ゲンゴロウを採ることです。

 

ちょっと何言ってるかよく分からないですよね(笑)

 

長い文章では面白くないと思うので、今回はゲンゴロウ写真メインでいきます。

 

それでは、沖縄本島での旅を振り返りたいと思います。

 

 

1日目

 

つくば→成田→那覇を経て、昼過ぎころに宿に着きました。

その後、下見を兼ねて夕食の時間まで、とある湿地に向かいました。

そこで採れた水生昆虫たちです。

 

・タマケシゲンゴロウ

タマケシゲンゴロウ

南西諸島の普通種とされていますが、僕が見つけるのは初めてでした。

ケシゲンゴロウの仲間は丸っこくてかわいいです。

 

・コマルケシゲンゴロウ

コマルケシ

僕の大好物であるマルケシゲンゴロウ属の1種。

この属のゲンゴロウは最大でも4 mmに達しないとても小さなグループですが、なぜか惹かれてしまいます。

言葉では表せない魅力がすごい詰まっているんですよね〜(?)

 

・ツヤコツブゲンゴロウ

ツヤコツブ

今年春の石垣・西表合宿でも見つけました。

以前は大きなため池で採れたましたが、今回は浅い湿地でした。

どうやら水生植物が豊富な場所を好んでいるようです。

 

・ホシマルミズムシ

ホシマルミズムシ

前翅の2列の白い帯が特徴的なマルミズムシ科の1種。こいつらはマツモムシと同じ、背泳ぎ選手です。

肉食のようで冷凍赤虫を与えると捕食しました。

 

・コガタガムシ

コガタガムシ

こちらも石垣で見つけたことがあります。本州では珍しいようです。

名前の通りガムシを小型にした感じです。でもコガムシよりは大きいです。

 

昆虫の‟小ささ”を表現する言葉はたくさんありますよね。

ゲンゴロウにも多い気がします。ヒメ、マメ、コガタノ、チビ、ツブ...といった具合ですね。

 

この他にもコツブゲンゴロウ、アマミチビゲンゴロウ、タイワンセスジゲンゴロウといった普通種たちや、

アカヒラタガムシ、マルヒラタガムシ、ルイスヒラタガムシ、チビヒラタガムシなどガムシの微小種も採れました。

 

夕食のために一旦宿に戻り、夜間散策に出かけました。

 

夜の林道を運転するのは初めてでとても怖かったです。

真っ暗闇の中、後輩が稲川淳二の怪談を流し始めたのですが、それどころじゃありませんでした💦

 

さてさて、そんな僕たちの前に現れたのは‟OBAKE”ならぬ、なんとあの‟ROSG”だったのです!!!

 

枯れ沢に網を入れると、やつは網の中をピョンピョン跳ねていました。

 

ROSG”の正体とは、

 

・リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ

モンジ(本島)モンジ(本島)2

名前がとにかく長い!

だからROSGと略していたんです(笑)。

左右の個体どちらとも同じ場所で採りました。鞘翅のカラーバリエーションが豊富で沖縄本島産のものは金色が強く入ります。

 

とうとう一年越しのリベンジが叶いました。

いや〜、やっぱり本島のROSGは金ピカで生かしてますね〜

 

ここでは、リュウキュウセスジゲンゴロウも見つけました。

 

大満足で1日目が終了しました!!!


2日目

 

この日は後輩のリクエストで、去年ヒメフチトリゲンゴロウとコガタノゲンゴロウが採れた池に向かいました。

 

予定通り、両種の幼虫を採ることができました! ただ写真を撮っていませんでした... すみません...

飼育中の成虫写真を載せときますね。

 

・ヒメフチトリゲンゴロウ       ・コガタノゲンゴロウ

えっ、どこが違うん?って思った方、正解です(笑)

頭部だけの写真を見せられて分かる人は相当な上級者でしょう?

両種共に南西諸島を代表する大型ゲンゴロウです。

 

あとこんな虫も泳いでました。

 

・オオミズスマシ

北海道遠征に行った時も池にいました。分布が広いミズスマシの仲間です。

光沢があって写真でみるとすごくきれいですよね。ちなみにミズスマシの仲間はアメンボと同じように飴のような甘い匂いがします。水面に浮かぶための油が似ているためでしょうか?機会があればぜひ試してください!

 

この後は適当に林道をぶらぶらして、2日目が終了しました。


3日目

 

この日は1日目に行った場所とは別の湿地に行きました。

事前に下調べしていた場所で相当期待していたのですが、いざ行ってみると水が富栄養化しており、さらには、

「ボチャンッ!」という悪魔の叫びが聞こえました。大型魚の跳ねる音です。

これではゲンゴロウはおろか、他の水生昆虫にも期待ができません。

一応網を入れてみるも、案の定網に入るのは謎の魚たちだけ。

悲しい思いでこの場所を後にしました。

 

その後、近くの水田を巡ってみるも目立った生き物は採れませんでした。

そこで気分転換に他の車と合流して、川の上流部に行くことにしました。

この時はまさかヤツが採れるとは思ってもいませんでした・・・

 

川は細い山道を登っていった先にありました。

覗いてみると沖縄の渓流を代表する水生昆虫がクルクル回っていました。

 

・オキナワオオミズスマシ

オキナワオオミズスマシ

日本最大のミズスマシ。大きくて分厚い感じがロボットのようでとてもかっこいいです。

群れになって泳いでいることが多く、見ていて飽きない昆虫です。

 

さらに、植物の根が水中に垂れている場所をガサガサすると・・・

 

・オキナワマルチビガムシ

沖縄本島のみに生息する渓流性のガムシです。地味ですが、なかなかいいガムシだと思います。

 

・リュウキュウムナビロツヤドロムシ 

銀色に黒い紋が特徴的なドロムシの仲間。ドロムシの仲間を採るのは初めてだったので嬉しかったです。

 

・オキナワダルマガムシ

ガムシという名前がついていますが、実はハネカクシ(やけど虫こと、アオバアリガタハネカクシが有名です)に近い仲間のダルマガムシ科の一種です。この写真では伝わりにくいですが、1 mmちょっとしかなく、採るのも撮るのも大変でした💦
ガサガサを続けていると、明らかに今までとは違うシルエットの虫が網に入りました。
2 mmちょっとの虫が裏っ返しになっていたのですが、僕は瞬時にヤツだと認識しました。
そう、ヤツの正体は今回のもう一つの目的種、💛💛ゲンゴロウだったのです!!!
・フタキボシケシゲンゴロウ
どうですか、みなさん? 文句なしでかわいさ100点じゃないでしょうか?(笑)
″フタキボシ”という名前ですが、僕には💛にしか見えないんですよね〜
でもフタキイロハートゲンゴロウって語呂悪いですよね(笑)
本当のところはキボシゲンゴロウというゲンゴロウが本州にいて、それの模様2つバージョンだからこのネーミングなんです。
この写真はいつ見ても癒されます。ブログ書いてる今も癒され中です(笑)
この川に行くっていう決断をして本当によかったと思いました。
流水性の水生昆虫を採る機会が少なったので、良い経験になりました。
なんと3日目にして大きな目標2つを達成してしまいました。

4日目

 

目標のゲンゴロウを採り終えたので、この日は少し趣を変えて海岸に向かいました。

 

砂浜に漂流した木の枝などの下を慎重に探していると・・・

 

いました、いました!
・アシブトメミズムシ
南西諸島遠征のときは毎回ひそかに狙っていた虫です。ようやく見つけることができました。
つくばにもいるメミズムシという水田周りの泥の上にいるカメムシの仲間です。ハマダンゴムシなど小さな虫を太い前脚で捕らえて、体液を吸い取ります。このことからアシブトの名前が付いたみたいです。
この個体は終齢幼虫で、飼育していたら無事成虫になりました!!!
次に、林道沿いの沢に行ってみました。
・アマミコチビミズムシに似た未記載種
奄美大島のみに生息するアマミコチビミズムシかと思ってびっくりしました💦
沖縄本島にはアマミコチビミズムシに似た未記載種が2種いるようです。
早く名前をつけてあげてほしいです。
4日目はゲンゴロウと触れることなく終了です。

5日目

 

さて、早くも最終日です。

この日はおとなしく空港に向かうことにしました。

時間がギリギリになってしまい、おみやげも買えませんでした(笑)

 

こんな感じで今年のやどけん合宿が終了しました。

現役として参加する合宿はこれで最後なのかと思うと少し寂しいですが、目的を達成できて楽しい合宿でした!

この3年の間に、北海道、五島列島、奄美大島、沖縄本島、石垣島、西表島と数多くの場所に行くことができました。

今まで出会ったゲンゴロウはざっと50種くらいでしょうか。

でもまだまだ出会ってみたいゲンゴロウが沢山います!

 

僕たち3年生の、次なる遠征は春休みの卒業旅行になると思います。

ああ〜、与那国島行きたいな〜(笑)



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