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  • 2017.03.25 Saturday
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北海道遠征 後編

野生動物研究会副会長クモ屋による「北海道遠征 後編」になります。

 

9.ウスリーハエトリ Heliophanus ussuricus

北海道から四国にかけて分布するが、北海道以南では冷涼な高地に生息している。北海道では、平地の河川敷から山地にかけて普通にみられる。雌雄で体色が異なり(性的二型)、雌は黄色の歩脚と光沢のある深青色の体コントラストが美しい。河川敷の草本の上から多数得られた。(左♀、右♂)

 

10.ヤマトハエトリグモ属の一種 Phintella sp.

北海道に分布する不明種。ダム周辺の手すりにみられた。非常に上品で美しい色合いをしている。(左♀、右♂)

 

11.コゲチャハエトリグモ属の一種 Sitticus sp.

各地で見つかっている不明種。河原に生息し、石の下に卵のうをつくっていた。若齢期から性差が表れるらしい。

(左♂幼体、右♀)

 

12.チクニヒメグモ Neottiurra margarita

北海道および本州に分布するが、採集記録は少ないとされる。腹部の白色が非常に美しい。河川敷の石の下から採集。

 

13.マユミテオノグモ Callilepis nocturna

北海道に生息するワシグモの仲間。和名の「マユミ」は北海道のクモ学者である松田まゆみさんに因む。背甲を覆う銀黄色の毛、腹部の白斑が特徴の美麗種。林道と草地に挟まれた道路の上で見つけたらしい。採集してくれた友人に感謝。

 

14. マダニの一種

北海道といえばマダニ。友人と協力して複数個体集めることができた。刺されると最悪だが、虫としてはかなり格好良い。

(左♂:背面が全体が背板で覆われる。右♀:背面の一部が覆われる)

 

 

以上、特に印象に残った出会いをまとめてみました。

実際は、ここに挙げたものよりもはるかに多くの生き物に出会うことができました。その中には、学会への報告が必要になるほど貴重な発見も含まれています。その全てをここで紹介することは困難ですが、北海道の自然やフィールドワークへの興味をもつきっかけになれば本望です。



北海道遠征  前編

筑波大学野生動物研究会副会長のクモ屋です。


7月10日から14日まで、北海道で実施された遠征に参加してきました。人生初の北海道の旅は想像以上に刺激的で、多くの新しい出会いがありました。ここでは、そんな中から私が印象に残っている出会いをいくつか紹介したいと思います。

 

1.エゾトタテグモAntrodiaetus yesoensis

北海道のみに分布する地中性のクモ。森林の林床や神社の境内などに生息しており、巣穴の入口を土で作った「両開き」扉により覆い隠す。遠征4日目に宿泊地の付近にある小さな神社で発見した。

 

2.カムイハシリグモDolomedes senilis

北海道の限られた地域に生息する大型のクモで、近年までその存在は知られていなかった。遠征最終日、とある湿地にて発見。雌雄成体は同行した友人が採集してくれた。自分が見つけることができたのは幼体のみ。水面に浮かんで待機し、危険を察知すると水中に潜る。(写真は♀)

 

3.オノゴミグモCyclosa onoi


1992年に新種として記載されたゴミグモの仲間で、分布は全国的ですが採集記録が少ない種とされている。多くのゴミグモが樹間などに造網するのに対し、本種は河川敷の草地の根元付近などに網を張るようだ。写真の個体は、ダムの周辺に設置された手すりの低い位置に造網していた。色彩は地味だが、腹部の斑紋が美しいクモ。(写真は♀)

 

 

 

4.アカオニグモAraneus pinguis

北海道や本州の高地に生息する北のクモ。成熟した個体はその名のとおり美しい赤色になるが、幼体および若い成体は黄色を呈する。近縁種に同じく北の大地を代表するキバナオニグモという種がいるが、そちらが平地から山地にかけてたくさん見られたのに対し、こちらは河川敷で3個体見たのみ。(左♀、右幼体)

5.スンデファルコサラグモMaso sundevalli
北海道および本州に分布する、体長1.5mmほどの小さなクモ。森林の林床などに生息する。交尾器を見てはじめて正体が判明した。
スギ林付近のリターを篩にかけたところ得られた。(写真は♀)
6.クロヒザグモErigone atra
北海道から本州にかけて分布する北方系のクモ。北海道では平地から普通に見つかるようで、写真の個体はダム付近の草地の地表を歩き回っていた。(左♂、右♀)
7.キタセンショウグモEro furcata
北海道および本州に分布する北方系のクモ。他のクモの網に侵入して網の主を捕食する「クモ食い」の習性をもつ。宿泊地の裏山、
笹薮の中に見つけた。(写真は♀)
8.ペテガリナミハグモCybaeus petegarinus
北海道のみに分布するナミハグモの一種。交尾器から本種であると同定した。山地の渓流脇の石の下に潜んでいた。
ナミハグモの仲間は地理的分化が著しく、各地に固有の種が分布している。(写真は♀)
後編に続く


2016北海道遠征(1)

お久しぶりの更新になります。会長です。
20167/1011まで北海道遠征に行ってきました。
新千歳空港に降り立った10日、天気は生憎の雨で、車での移動中も雨が降ったり止んだりと忙しい天気でした。
しかし、夕方に宿泊場所に着くと、雨はあがり綺麗な夕焼けが見えました。これなら明日は晴れるかもしれない。そう思いました。


11日。朝から霧が濃く、雲が空一面を覆っていました。
しかし、宿泊所周辺で早速エゾスジグロシロチョウを観察できました。
北海道一頭目のチョウが北海道特産種とは幸先の良いスタートです。

いくつかの班に分けて各々採集に向かいました。僕らはこの日は十勝岳方面に行きました。

ナビに従い道を進むとなぜか小さな山を越えることに。辛いなぁと思いながら車を走らせていると、キツネがいるとの声が車の中から上がりました。見ると崖のような斜面のような場所にキツネがいました。ときどきこちらを見ながら急な斜面を登っていきました。

北海道なのでキタキツネだと考えていいでしょうが、こんな簡単に見られるものなんですね。

小さな山を一つ越えて舗装された道に出て、ある程度の森がある所に着きました。天気が悪く気温が低い。そしてチョウが全くいない。すごいですね!

時間が経てば気温が上がるだろうという希望を持って、場所を移動します。

山から下りていくと次第に天気は良くなって、ちらほらとチョウが見られるようになりました。こうなるとテンションが上がってきて、無性に楽しくなってきますね。

天人峡へ向けて再び山を登っていきました。山を登っていくにつれて天気は悪化していき、テンションは次第に下がっていきました。

道中にダムがあるので一旦そこで止まりました。駐車場付近が湿地となっていたので入ってみましたが相変わらずチョウは飛びませんでした。少し天気が良くなるとモンシロチョウが現れた程度でした。

天人峡に着くと天気は小雨。雲は屹立する岩々とともに幻想的な風景を演出していました。

そしてチョウはいませんでした。

ここではエゾクロナガオサムシが歩いていて、それをメンバーが拾ってくれました。オスだったので、とてもうれしかったです。北海道のオサムシというとアイヌキンオサムシやオオルリオサムシのような煌びやかなものを思い浮かべますが、重厚な色を持つこのオサムシも良いものです。メンバーは羽衣の滝に行きたかったのですが、数年前から通行止めになっていたらしく、断念。昼食をとるため平地に降りました。

平地に降りると天気が良く、チョウが見られるようになります。

田畑の近くでチョウを探しましたが、ほとんどはエゾスジグロシロチョウ。嬉しいですがもっと多様なチョウがいてほしかったです。他にはコキマダラセセリやオオヒカゲ、モンシロチョウ、ヒメウラナミジャノメがいました。ヒメウラナミジャノメは本州でも数多く見られますが、北海道のものは裏面が白っぽいのが特徴で、より可憐な雰囲気を持っています。僕はオオヒカゲはとれませんでした。

そろそろ天気が良くなってチョウが飛んでいるかもしれないと思い、再び十勝岳方面へ。

変わらず天気は悪くチョウは飛んでいませんでした。

宿泊場所に戻る途中でまたキタキツネが見られました。この個体は餌付けされてしまっているらしく、前の車に近づいて餌をねだっている様子が見られました。エキノコックスを持っている可能性があるので、気を付けなければなりません。キツネの方も不用意に車に近づいて轢かれそうなので、ヒトに慣れるのは良くないですね。

11日はこの程度で終わりました。

 

12日は層雲峡方面に向かいました。天気は念願の晴れ。これは期待できそうです。

ところどころに停車しながらチョウを探していきます。まず思ったことはコチャバネセセリが多いということでした。つくばでも見られるチョウですが至る所の花にいました。

また、ホソバヒョウモンも見られました。こちらもコチャバネセセリほどではないものの数は多かったです。北海道特産のヒョウモンチョウなので、見られてよかったです。名前の通りヒョウモンチョウの中でも翅の細い種類で、可愛らしい印象を受けます。

他にはサカハチチョウが多かったですね。よく似た北海道特産のアカマダラを期待しましたが、よく見るとすべてサカハチチョウでした。

林道の途中では、エゾシロチョウが見られました。北海道ではよく見られるというチョウらしいのですが、ここで見られたのはこの一頭のみ。翅が擦れている個体でしたが、出会えてよかったです。少し透明感のある白色に黒い翅脈のシンプルながら素晴らしいチョウでした。

ヤマキマダラヒカゲにも出会えました。筑波山でも見られるチョウなのですが、そちらとは色合いが微妙に違いました。本州と共通した種でも違いがあるので、遠出したときは共通種の変異を楽しむのも良いですね。

橋の上からふと川を見てみると、中州にいくつかの窪みができているのを発見しました。ヒグマの足跡だろうかと思って後に会員と話をしていろいろ聞いたところ、ヒグマの足跡だったようです。怖いですね。

昨日と比較するとチョウの数は格段に増えたものの、コチャバネセセリ、ホソバヒョウモン、サカハチチョウが大半を占めていて、他の種類のチョウは少なかったです。もっと多様なチョウが見たいところですね。

層雲峡ではチョウの採集者の方と出会うことがあったのですが、今年のチョウは例年に比べると全然いないそうです。確かに期待していたよりは少なかったので、北海道はこんなものなのだろうかと疑問に思っていたのですが、謎が解けてよかったです。良くはないですけど。

12日の採集はこのくらいで終わりました。夜はオサムシ用のピットホールを仕掛けに宿泊場所付近を歩きましたが、夜なので特に収穫はありませんでした。他のメンバーは休んでいるコムラサキを見つけたそうです。

 

13日、明日は移動があるので本格的に動けるのはこの日が最後になります。

朝は昨夜のピットホールの確認に行きました。ゴミムシ等がかかっているのみで、オサムシはいませんでした。しかし、ホソバイラクサにクジャクチョウの前蛹がいるのを発見。また、クジャクチョウの幼虫たちも発見しました。

前日と同じく層雲峡に向かいます。ガロアムシ等を探す人をいったん降ろしてから林道を行きます。

この日もコチャバネセセリ、ホソバヒョウモン、サカハチチョウが多かったです。

エゾシカもいました。

ここではエゾシロチョウの綺麗な個体が見られました。発見した場所は道路標識の縁の白い部分で、ここに執着して飛んでいました。この行動は2頭で確認できたので、偶然ではないのではないでしょうか。チョウのトラップに色紙を使うものが知られていますが、道路標識にトラップされてしまうこともあるのですね。

場所を変えてみると、シロオビヒメヒカゲが一頭見られました。このチョウも北海道特産で、小さな翅とぴょんぴょんした飛び方が可愛らしい蝶です。翅を畳んだ状態で片面を見たところ傷もなくきれいな個体だと思ったのですが、反対側は翅が傷ついて裂かれていました。何事も一方面からでなくいろいろな方向から見なくてはなりませんね。

層雲峡での成果はここまでで、宿泊場所に戻ることにしたのですが、早めについてしまうことになるので、別の場所で散策しました。ここではヨモギが生えていて、ヒメシジミが見られました。北海道のものは亜種に区別されていて、雄は青味が強いのが特徴です。また、クリームをぶちまけたような形をしたやわらかいキノコが見られました。カサは確認してないので形はキノコらしくなく、本当にキノコかどうかは分かりませんが白くてでかいものが朽木から生えてました。急いでいたのでやわらかいことを確認してスルーしました。

13日の成果は以上です。

 

14日は筑波に戻らなければならないため、朝から新千歳空港に向けて車を走らせます。

レンタカーの返却まで時間があったので、付近を散策しました。

池の周辺ではフタスジチョウが見られました。フタスジチョウの北海道亜種は白帯が太いことが知られていて、実際に白帯がよく目立っていました。

時間が来てしまったので集合場所に集まり、つくばまで戻りました。

 

いろいろ期待して行った北海道遠征でしたが、種類・数ともに期待外れでした。いつか必ずリベンジしなければなりません。しかし、チョウ以外の様々な自然は面白かったです。奈良公園以外で鹿にあったのはこの遠征が初めてでした。計4頭ものシカを1日で見られるのは北海道の自然の豊かさではないでしょうか。チョウはいませんでしたが。

 

前蛹から幼虫の成長具合がわかったので、前蛹になりそうなものを選んでクジャクチョウの幼虫を持ってきましたが、無事に成虫になれました。鮮やかな赤色と妖艶な模様が素晴らしいチョウでした。

 

 

 

 

 

 

 



春合宿

やどけん会長です。
野生動物研究会は32日から7日まで西表島、石垣島に春合宿に行ってきました。
 
関東よりも暖かく、合宿期間中は大雨に降られることもなかったので過ごしやすかったです。
そこで僕が見た生き物を簡単に紹介していきます。
 
ヤエヤマオオコウモリ
  八重山諸島で見られる大きなコウモリです。たくさんというわけではありませんが、度々目にしました。大型で目立つので発見は容易です。
 
サキシマハブ
  夜に用水路のコンクリートの上で幼体が見られました。長い間噛まれたことによる死亡例はないという話ですが、とても怖いです。出会ったのはこの一匹で、成体と出会うことがなくてよかったです。

 
オオウナギ
 用水路で発見しました。すぐに泳いで逃げ、パイプに入ってしまったためじっくり観察はできませんでした。テナガエビの多い用水路でしたので、餌は豊富にあったのでしょう。
 
モクズガニ
 でかいカニ。海産のカニも含めればそれほど大きい部類ではないと思うのですが、淡水で見かけるカニでこの大きさは驚きでした。
 
鳥類
 イシガキシジュウカラ、オサハシブトガラス、リュウキュウメジロなどの本州で見られる鳥の亜種が見られたほか、西表島では電柱に止まっているカンムリワシが見られました。また、石垣島では野生化したインドクジャクがいました。クジャクにはあまり飛ぶイメージがなかったのですが、普通に飛んで木に止まったところを目撃して驚きました。
 
ミカドアゲハ
 ゴールデン!ミカドアゲハは石垣島では2月が最盛期で3月上旬は本来ならば端境期であまり見られないのですが、今年は2月の天気が悪かったため、合宿の時にも多くの個体が見られました。そして、この時期の個体は通常の個体とは違い、裏面が金色のゴールデンな個体なのです。素晴らしいですねゴールデン。黄金は変化しにくい永遠の金属ですが、ミカドアゲハの黄金色は変化しやすく、標本で長い間色を保存するのは難しいそうです。また、裏面だけでなく翅の表も美しく、爽やかなブルーが印象的です。似た模様のアオスジアゲハよりも色が薄く、より涼しげな印象を与えます。こちらも色が抜けやすく、古い標本では白っぽく感じられます。多少色が変わるからといって美しさが消えるわけではなく、爽やかな美しい蝶であることに変わりはありません。

 
リュウキュウウラボシシジミ
  翅表は黒、翅裏は白と黒という小さなチョウです。出会ったのは暗い林道でしたので、小さなこのチョウは度々見失ってしまうことがありました。可愛らしい良いチョウですね。
 
シロオビヒカゲ
 西表島で見られた蝶です。見られたのはオスだけだったので、きれいな白帯のある個体は見られませんでした。それでも翅裏の面白い模様を見られたので良かったです。暗くなり始めた木々の周りを疾走するため、目で追いきれませんでした。幸い止まる場所がだいたい決まっていたので、周辺の木を揺らしてやると再び飛び回って発見することができました。
 
ジャコウアゲハ
 今回の合宿では特に多くみられ、車に轢かれたものが数多く道路脇に横たわっていました。数が多い分きれいな個体がたくさん見られてよかったです。この蝶のメスは宮古島を除き南に行くほど色が黒くなるのですが、八重山産のものだけあって本州産と比べてかなり黒かったです。採卵して飼育したいところだったのですが、関東では食草のウマノスズクサが見られるのはまだまだ先のことなので、断念しました。
 
ヤエヤマカラスアゲハ
 こちらもジャコウほどではないですが、比較的よく見られました。グリーンとブルーの鱗粉が煌めく様は華やかで美しいです。カラスアゲハとは違う良さが感じられます。以前見たときは雄ばかりで、雌が見られなかったのですが、今回はメスも見ることができました。
 
クロアゲハ
 南西諸島産の亜種で、尾状突起が短いです。こちらもメスを見つけることができたので、オレンジの皮を使って採卵しました。現在順調に成長中です。
 
スミナガシ
 テリトリーを張っているオスを見つけました。黒い体で木々の間を飛翔する姿はまさに影といった様子で、格好良いです。翅の色は青味がかった黒で、静かな美しさを醸し出しています。口吻が赤いのもアクセントになっていて良いですね。
 
タイワンキマダラ
 訪花中の個体をいくつか見つけることができました。この時期は翅が擦れていたり、欠けがある個体が多く、残念でした。
 
 
 昨年の夏合宿も西表島でしたが、季節が異なるので見られる生き物も異なっていて、新鮮な楽しさがありました。
また別の季節に行ってみたいです。
 
 


2月の宝篋山調査

2月19日に二月の宝篋山調査を行いました。

今回は常緑低木の葉の裏をめくって生物を探すことを目的にしていました。
まずは山の麓にある小川を観察しました。ここで石をひっくり返すと、セスジアカムネグモ、アオグロハシリグモが見られました。




古い登山道を歩いていると、朽木が見つかりました。中からはジムカデの一種などが発見されたそうです。この間、エノキが一本だけ生えているのを発見したので、私はその根元の落ち葉を探っていました。エノキの根元にはゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、オオムラサキの幼虫が隠れているので、エノキを見かけると根元を見てみることにしています。
一枚一枚落ち葉をめくっていると、その裏に茶色い幼虫が見つかりました。ここで見つかる幼虫の同定は背中の突起の数を見て判別するのですが、ゴマダラチョウ3対、アカボシゴマダラ3.5対(大きい突起3対と小さい突起1対)、オオムラサキ4対という見分け方になっています。
そして今回発見された幼虫は


背中の突起が4対、オオムラサキです。最近つくばではアカボシゴマダラを見る機会が多かったので、アカボシゴマダラが多いと予想していましたが、ここでは特にそのようなことはありませんでした。
このエノキの木から見つかった幼虫は1頭だけでした。

さらに進んでいったところ、朽木にコクワガタの産卵痕が見つかりました。また、他の会員はヒゲジロハサミムシやタマヤミサラグモを見つけていました。

進んでいくうちに針葉樹林に入り、マツなどが多くなってきました。マツの樹皮にはラクダムシの幼虫などが生息しているため、めくって確認してみます。


樹皮の下からはコアシダカグモが発見されました。

針葉樹林帯を抜けるとコナラが多いエリアに入りました。冬のコナラといえばゼフィルス探しなので、コナラの枝を注意深く探してみます。しばらく探していると、枝の分岐している場所で小さな卵が見つかりました。
生息しているチョウの種類から考えると、おそらくオオミドリシジミです。

また、今まで空き家になっていた巣しか見つけられていなかったキノボリトタテグモの本体を見つけることができたそうです。
朝から探索を初めて、夕方になってやっと出会えました。

今回の調査では、当初の目的である葉の裏の観察はそこそこに他の生き物を探してしまいました。それでも、多くの生き物たちを観察できて面白かったです。
寒い季節も終わり始め次第に暖かくなっているので、次の調査では活発に動いている生物を見れればと思います。

 


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